雨漏り豆知識

【必見】築20年の屋根、葺き替えVS部分補修 後悔しない工事選びと費用の真実

【必見】築20年の屋根、葺き替えVS部分補修 後悔しない工事選びと費用の真実

築20年以上経過した屋根の対策で頭を悩ませている方、とても多いんじゃないでしょうか。「部分補修で済ませたいけど、それで大丈夫?」「葺き替えたほうがいいの?」など、判断に迷うポイントがたくさんありますよね。

今回は、屋根のプロとして多くの現場を見てきた経験から、葺き替えと部分補修それぞれのメリット・デメリットを徹底解説していきます!

■まずは屋根の状態をチェック!
葺き替えか部分補修かを決める前に、まずは屋根の状態確認が必須です。以下のような症状がないかチェックしてみましょう。

・瓦のひび割れやズレ
・苔やコケの発生
・雨樋の詰まり
・天井のシミや雨漏り
・棟部分の劣化

これらの症状が複数箇所で見られる場合は要注意。放置すると思わぬトラブルを招く可能性が高いです。

■部分補修のメリット・デメリット

メリット:
・費用を抑えられる(1箇所あたり2〜5万円程度)
・工期が短い(1〜2日程度)
・予算に応じて段階的に補修可能

デメリット:
・根本的な解決にならないケースも
・見た目の統一感が損なわれる
・数年後に再補修が必要になる可能性

■葺き替えのメリット・デメリット

メリット:
・屋根全体が新品同様に
・保証期間が長い
・断熱性能のアップも可能
・資産価値の維持向上

デメリット:
・高額な費用が必要(戸建て平均100〜200万円)
・工期が長い(1週間〜2週間)
・天候に左右されやすい

■判断のポイントはココ!

1. 補修箇所の数
点在する場合は葺き替えを検討。補修費用の合計が葺き替え費用の半分を超える場合、葺き替えがお得な場合も。

2. 今後の居住予定
長く住む予定なら、思い切って葺き替えも視野に。売却予定があれば、必要最低限の補修でも可。

3. 予算と時期
まとまった予算の準備が難しい場合は、緊急度の高い箇所から順次補修を。

4. 建物の経年数
築30年以上で複数の不具合がある場合、葺き替えを強くおすすめ。

■業者選びのコツ

見積りは必ず複数社から取り、以下の点をチェック:
・保証内容
・使用する材料の品質
・実績や評判
・アフターフォロー体制
・見積り内容の明確さ

補修か葺き替えか、正解は家によって異なります。でも、知識を持って業者と相談すれば、必ず最適な選択肢が見つかるはずです。

安全な暮らしを支える屋根。定期的な点検と適切な補修で、大切な家族の住まいを守っていきましょう!

この記事が、あなたの屋根工事の判断材料になれば幸いです。工事を検討されている方は、ぜひ一度プロの診断を受けてみてください。

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